スノボ鬼塚 星野リゾートに専用練習場完成
スノーボード平昌オリンピック日本代表の鬼塚雅選手(22=星野リゾート所属)が19日、福島県にある「星野リゾート アルツ磐梯」に完成した、自身の専用練習場で公開練習を行いました。
新型コロナウイルスの影響で海外遠征や大会の中止が相次ぐ中、鬼塚選手の所属先の星野リゾートが、「国内でも十分な練習ができるように」と2020年秋から鬼塚選手と打ち合わせを重ね、国際レベルのパークを造成しました。
この鬼塚選手専用のオーダーメードパーク「Miyabi Park」には、19mの巨大キッカーや、近年の国際大会で多く使われているトランジションジャンプ(1つのジャンプ台に複数のジャンプ台が組み合わさった形状)が設置され、国内では数少ない世界レベルの練習ができる特別仕様のパークが完成しました。
星野リゾートは、鬼塚選手が幼少期から「星野リゾート アルツ磐梯」、「星野リゾート 猫魔スキー場」を利用していたことをきっかけに、2017年7月から所属契約を締結しています。
このパークで実際に練習をした鬼塚選手は、「想像以上の完成度。世界選手権が近いので、今持っている技のメイク率を上げるために練習に集中できます」と、手応えを実感。世界レベルの練習環境でビックジャンプに磨きをかけます。
■鬼塚雅(おにつか・みやび)
1998年10月12日生まれ。熊本県出身。
5歳の時に室内練習場でスノーボードを始め、小学校1年生の時にアルツ磐梯で開催されたインディーパークジャムで初優勝。
2015年の世界選手権女子スロープスタイルでは大会史上最年少の16歳で優勝。
初出場となった2018年の平昌オリンピック女子ビッグエアは8位入賞。
2021年XGames女子ビッグエアでは世界初の大技をメイクし銀メダルを獲得。