橋本会長とJOC山下氏面会「覚悟感じた」
東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子新会長と、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長が26日、JOC事務局内で面会しました。
午前10時から約20分行われた面会後、取材に応じたJOC山下会長は、「和やかな話し合いでした。その中に(橋本会長の)覚悟や意気込みを非常に感じました」と振り返りました。
会談の中で橋本会長は、「組織委員会やスポーツ界が性差別に取り組めばいいのではなく、東京2020年大会を契機として、性差別を含むあらゆる差別、多様性の確保に向けて社会を巻き込んでいく。社会を変えていかなければ価値がない」と話していたということです。
橋本会長の覚悟に対し、山下会長は、「我々も間近で後ろからついていく。スピード感を持って対応する」とコメントしました。
また、コロナ禍で大会開催への様々な意見が飛び交う中、「アスリートが五輪の話をすることが、自分勝手でわがままな雰囲気になってしまっている状況に、後ろめたさを感じないよう、なんとかしていかなければいけない」という方向性の確認をしたということです。
写真提供:JOC