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今季で引退の五郎丸 1232日ぶりトライ

2021年3月6日 19:15
今季で引退の五郎丸 1232日ぶりトライ

6日、東京・秩父宮ラグビー場で行われたラグビートップリーグ第3節NEC対ヤマハ発動機の試合。今季限りで現役引退を表明している五郎丸選手は開幕3試合目にして今季初スタメンで初出場となりました。

ヤマハは前半4分、サモア出身マロ・ツイタマ選手(24)がトライを決めると、五郎丸選手がコンバージョンキックを成功させ、今季初得点を挙げます。

前半33分には、左サイドでインターセプトした五郎丸選手は、そのまま約30メートルを独走しトライ。これが2017年10月21日のクボタ戦以来、1232日ぶりのトライとなりました。そして自らコンバージョンキックも決めます。

五郎丸選手は後半にも3本のコンバージョンキックを決めるなど、合計15得点の活躍、ヤマハが59対31でNECに勝利しました。勝利に貢献した五郎丸選手はマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)にも選出されました。

試合後、トライを決めたことについて、「今日は母親が誕生日で、『トライしてくれ』という要望があった。ラッキーでしたけど、トライできて良かった」と母の誕生日を祝うトライだったことを明かしました。

自身のラストシーズンに向けては「個人の引退にフォーカスはせず、チームがどうやったら勝てるかにフォーカスしていた。ノンメンバーでもポジティブに練習し、すべてを楽しめている時間を過ごせている」と心情を明らかにしました。

写真:千葉 格/アフロ