NPB&Jリーグ 試合会場で選手検査検討
日本野球機構(NPB)とJリーグは8日、第27回新型コロナウイルス対策連絡会議を行い、選手らを試合会場で検査する案が検討されたことを明らかにしました。
Jリーグでは3日、試合当日にガンバ大阪の選手4人・スタッフ1人の陽性が判明し、キックオフ約2時間前に急きょ試合が中止となっていました。
この事例を受け、8日の会議では、試合直前に開催可否の判断が迫られた際に、ひとつの判断基準として、試合会場での検査の導入について議論されました。
Jリーグの村井満チェアマンは、「オンサイト(現地)で検査をすることで、90分間の試合で相手選手に感染拡大させるリスクが極めて少ないことが説明できる。具体的な検査手法や予算、効果など、総合的に勘案して最終判断するべき」と話しました。
今月26日に開幕を予定している、プロ野球を統括するNPBの斉藤惇コミッショナーは、「オンサイト(現地)で検査して、罹患者を見いだすという提起があった。費用の問題や確実性の問題がある。しかし、やらないよりもやったほうがいいかもしれないと、いろいろ疑問とアイデアが出た。やると決めたわけではないが、検討するという段階」としました。