「WASURENAI 3.11」張本4強
カタールで行われている卓球の国際大会、WTTスターコンテンダー・ドーハ大会。日本時間11日に男子シングルス準々決勝が行われ、世界ランキング5位の張本智和選手(17)は世界ランキング13位のチョン・ヨンシク選手(韓国)と対戦。ゲームカウント3-0のストレート勝ちを収め、ベスト4入りを果たしました。
東日本大震災からちょうど10年。「WASURENAI 3.11」のメッセージを胸に、仙台出身の張本選手は序盤リードを許しますが、要所で粘り強くラリーを制し、一気に8連続ポイントを奪うなど11-7と逆転、第1ゲームを先取します。
第2ゲームも序盤、リードを許す展開となりますがフォアハンドの強打などでポイントを重ね、11-8と再び逆転で2ゲームを連取。
勝利へ王手をかけた第3ゲームでも、リードを許すスタートとなりますが、張本選手は冷静に対応。得意のバックハンドで果敢な攻めを貫き、最後は3度逆転でゲームを奪取。会心のプレーで“特別な日”に勝利を収め、準決勝へ駒を進めました。
写真:新華社/アフロ