天理長身エース・達が完投 宮崎商に勝利
第93回選抜高校野球大会2日目(20日、甲子園球場)
1回戦 宮崎商1-7天理
52年ぶりにセンバツ出場を果たした宮崎商と対戦した奈良の天理は、プロ注目の身長193センチのエース、達孝太投手が先発。
初回から、2アウト1、3塁のピンチを背負いますが、見逃し三振で無失点に抑えます。直後の2回、天理は2アウト3塁から7番・木下和輔選手のタイムリースリーベースで先制。続く達投手も、自らタイムリーヒットを放ち、この回2点を奪います。さらに天理打線は7、8回で5点を追加し、力投を続けるエースを援護します。
一方、52年ぶりセンバツに出場した宮崎商は8回、1アウト1塁で中村碧人選手が、センターオーバーのタイムリースリーベースを放ち、達投手から1点を返します。
達投手は完封こそ逃しましたが、9回を投げきり、10奪三振、1失点。161球の力投を見せ、チームを7対1の勝利に導きました。
試合後、達投手は次戦に向け「絶対にきょうよりいいピッチングをして、全部三振を奪うくらいの気持ちで臨みたい」と意気込みました。天理は24日の2回戦で、健大高崎(群馬)と対戦します。
写真:日刊スポーツ/アフロ