両親超えへ 橋岡「東京五輪メダルが目標」
31日、富士通陸上競技部に4月から新たに加わる選手のオンライン記者会見が行われました。男子走り幅跳びで、2019年世界選手権で日本人初となる8位入賞を果たした橋岡優輝選手(22)が、「日本記録更新と東京五輪のメダルが目標」と新たな環境でのスタートへ向けて、心境を語りました。
この日は、陸上競技部の赤いジャージーをまとって会見に出席した橋岡選手。「一層気が引き締まる思いとともに、まだ着こなせていないという思いもあるので、これからもっと似合うように頑張りたい」と、緊張まじりの笑顔を見せました。
橋岡選手の両親は、ともに元陸上競技選手。父の利行さんは棒高跳びの元日本記録保持者で、母の直美さん(旧姓:城島)は三段跳びと100メートルハードルで日本選手権を連覇。
陸上界のサラブレッドの橋岡選手は、「五輪に出場することで、やっと両親を超えて世界のトップに近付くのかなと思っています」と両親超えへ意欲を見せました。
3月18日に行われた日本室内選手権では、今季初戦ながら8メートル19をマークし、22年ぶりに室内の日本記録を更新するなど、五輪シーズンも好スタートを切った橋岡選手。
社会人デビュー戦は、4月29日の織田幹雄記念国際大会を予定しており「8メートル32の自己ベスト更新を目標に」と、赤いジャージーでのさらなる活躍を誓いました。
写真提供:富士通陸上競技部