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古賀氏二男父に捧ぐV「恩返しできた」

2021年4月4日 22:25
古賀氏二男父に捧ぐV「恩返しできた」

4日、福岡国際センターで全日本選抜柔道体重別選手権が行われ、先月24日にがんのため亡くなったバルセロナオリンピック金メダリスト古賀稔彦氏の二男、古賀玄暉選手(22)が男子60キロ級に出場しました。

大会前の先月29日には、自身のSNSに父との写真を投稿し、「柔道家として、男として、永遠の憧れです。(中略)恩返しできるよう、これからも一生精進・常に前進していきます。#恩返しを原動力に」と父への想いをつづった古賀選手。

初戦は送襟絞(おくりえりじめ)、準決勝は大内刈で一本を取り、決勝へ進出。

決勝戦では国際大会優勝経験のある竪山将選手(27)から内股で先に技ありを奪うも、その後、巴投(ともえなげ)で技ありを奪い返され延長戦へもつれ込む接戦に。最後は古賀選手が肩車で技ありを奪い、合わせ技で一本勝ち。今大会はオール一本勝ちで、父・稔彦氏へ悲願の初優勝をささげました。

表彰式では天を見上げ、目に涙を浮かべた古賀選手。

試合後には「父には社会人になってから恩返ししようと思ったら、その前に亡くなってしまって。通夜や告別式もあったんですけど、その日も父に、試合に向けてやることやれっていわれているような気がして、1日も欠かさずトレーニングしてここまでやってこられました。もうできることといったら結果で恩返しするしかなかったので、まだ全然恩返しにもなってないんですけど、ここ(今大会)勝てて、少しは恩返しできたかなと思います」と語りました。

また、今年6月に行われる世界選手権の選考も兼ねて行われた今大会。試合後には男子60キロ級の代表に選出され、世界選手権初出場への切符をつかみました。

写真:長田洋平/アフロスポーツ