瀬戸「感謝」で挑む 東京五輪頂点へ決意
競泳の東京五輪代表に内定している瀬戸大也選手(26)が14日、オンライン取材に応じ、開幕まであと100日に迫った五輪への思いを口にしました。
代表選考を兼ねた日本選手権(3日~10日)では、すでに代表に内定していた200メートルと400メートルの個人メドレーに加え、200メートルバタフライでも代表切符を勝ち取った瀬戸選手。3種目で代表権を手にしている五輪へ向け、「日の丸を背負って泳がせてもらうことは、当たり前なことではない。本当に感謝しながら頑張らないといけない」と、出られない選手の思いや、感謝の気持ちとともに戦うことを誓いました。
最近は、同世代の大谷翔平選手(26)や、マスターズ初優勝の松山英樹選手(29)など、世界から明るい話題を届けるアスリートに、大きな刺激をもらっているという瀬戸選手。7月の五輪開幕までちょうど100日。瀬戸選手は、「組織委員会の方が開催するために一生懸命動いてくださっている中で、違った五輪というとらえ方をしている。開催されたら、きっとスポーツに対してポジティブな意見を持ってくださる方が増えると思う」と、スポーツの持つ力に期待を寄せました。
そして、「100日というのは短いが、ちょうどいいと思っている期間。『いつやっても五輪で金メダル取ってやる』という思いでやっていた。五輪の金は、まだ自分で取ったことのない称号なので、しっかり取りたいと思っています」と、自身初の“頂点”への覚悟を力強く語りました。
写真:AFP/アフロ