レスリング塩谷が日本男子最年少アジア王者
レスリングのアジア選手権が13日、カザフスタンのアルマトイで始まり、グレコローマン最軽量の55キロ級で拓殖大学の塩谷優選手が優勝しました。アジア王者の日本男子最年少記録を、およそ1か月更新する19歳5か月17日での優勝です。
決勝で2019年のアジア王者、ウズベキスタンの選手と対戦した塩谷選手は、第1ピリオドにローリングなどで先制されますが、第2ピリオド、得意とする俵返しなど豪快な投げ技で17点を獲得し、逆転優勝しました。
試合後、投げ技について聞かれると、「決勝戦の記憶がない。(投げ技は)気持ちよかったんですけど、あんまり記憶がない感じで。それが集中してたということなのかな」と笑顔で答えました。
「表彰台に立って、日本の国旗が一番上にあって、実感がわきました。練習でやってきたことがしっかり出せたのがこの結果につながったのかな」と、シニアとして初めての国際大会を振り返りました。
次の目標については、「まず国内の大会で優勝して、世界選手権に出られるように頑張りたい」としています。
写真提供:日本レスリング協会