日本レスリング協会は９日、１３日から行われるアジア選手権（カザフスタン・アルマトイ）への女子チームの派遣を中止すると発表しました。女子チーム内に新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者と疑われる可能性がある事例が生じたためとしています。

８日に行ったＰＣＲ検査では女子チーム全員の陰性が確認されていましたが、レスリング競技が濃厚接触競技であること、接触する可能性のある諸外国の方々への感染リスク回避の方策を検討した結果、派遣中止を決定したということです。

今大会へは東京五輪代表に内定している向田真優選手（５３キロ級）・川井梨紗子選手（５７キロ級）・川井友香子選手（６２キロ級）・土性沙羅選手（６８キロ級）・皆川博恵選手（７６キロ級）の５選手が出場し、約１年ぶりの実戦の場となる予定でした。

また、グレコローマンスタイルと男子フリースタイルについては、予定通り派遣するということです。


写真：ＹＵＴＡＫＡ／アフロスポーツ