体操・萱和磨 跳馬“ロペス”で連覇へ
14日、男子体操の萱和磨選手が、連覇を目指す全日本選手権の会場練習を行いました。強化を続けてきた跳馬では、大技“ロペス”に挑戦しました。
昨年度の大会で披露した際には、着地に失敗しラインオーバーする場面もみられましたが、この日は見事な着地を決めます。これには「冬場、低気温で走りづらく、体が反応しないなかで練習を積めたのが生きている」と好調な仕上がりの要因を明かしました。
昨年12月の全日本選手権で初優勝を収めた萱選手は、「日本という大きなものを引っ張らなければならないという自覚も芽生えた。優勝したときは、ここで喜んではいけないと思った。追われる立場ではあるが、やることは変わらない。いつも通りの自分を出す」と冷静に答え、「僕の目標は代表に入ることでなく、東京オリンピックの個人総合と団体で金メダルを取ること」と大会の先を見据えた強い意気込みを語りました。
代表枠が4人の東京五輪男子団体は、4人中2人が今大会とNHK杯の合計点で2位以内に入ることで内定します。