体操・村上茉愛 連覇へ堂々の予選1位通過
体操の村上茉愛選手(24)が15日、群馬県の高崎アリーナで行われた全日本選手権の予選に出場しました。
東京五輪の代表選考が本格的にスタートする今大会。全日本選手権の予選と決勝、さらに5月のNHK杯、3日間の合計点の上位3人と、チーム貢献度などによって決まる1人、合計4人が東京五輪の団体代表に選ばれます。
昨年12月の全日本選手権で、通算4度目の優勝を果たした村上選手は床で新曲「ヒップホップビート」を使用した演技を大会で初披露しました。
冒頭H難度のシリバスは、着地で床にはじかれラインオーバーとなってしまいますが、質の高い演技を見せます。「アクロバット以外の部分でも見ている人を釘付けにしたい」と語った村上選手は、音楽に合わせたダンスで会場を魅了すると14.200で、この種目1位。
さらに14点台を目標に強化してきた平均台。冒頭の屈伸前宙は少しふらついてしまいますが、減点を抑えるために新たに取り入れたしゃがみ立ち2回ターンを決め、最後の後方屈伸2回宙返り下りの着地も落ち着いて決めました。
目標にしていた14点台には届きませんでしたが13.433で、この種目3位となります。その後は落ち着いた演技を披露し、4種目合計56.266、トップで決勝進出を決めました。決勝は17日に行われます。
写真:アフロスポーツ