羽生結弦 今季自己ベスト「成長を感じる」
15日、フィギュアスケートの世界国別対抗戦が丸善インテックアリーナ大阪で開幕。ソチ・平昌五輪で2大会連続金メダルの羽生結弦選手が、男子ショートプログラムに出場しました。
10番滑走で登場した羽生選手。冒頭の4回転サルコウを完璧に決めます。さらに4回転トーループ-3回転トーループのコンビネーションジャンプもきれいに着氷。トリプルアクセルは体勢を崩すもこらえ、107.12点で今季自己ベストをマーク。演技後、日本の応援席に向かってVサインを掲げました。
最終滑走のアメリカ代表、ネイサン・チェン選手が109・65点をマークしトップ。
2位となった羽生選手は「自分はやれることをやったのであまり順位は気にしていない。前半のサルコウとトーループを初めてこのプログラムできれいに決めることができたので成長しているなと感じています」と手応えを実感。
フリーに向けては「(3月の)世界選手権での悔しさは少なからずある、リベンジしたい気持ちもあるが、それも認めてプラスアルファ自分が成長したなと感じられる演技ができるようにしっかり集中したい」と意気込みを語りました。
世界ランキング上位6か国が男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンスの4種目の総合成績で争う今大会、15日終了時点で日本は3位。1位はロシア、2位はアメリカとなっています。
写真:YUTAKA/アフロスポーツ