史上初 女子高校野球決勝を甲子園で開催
28日、全国高等学校女子硬式野球連盟および全日本女子野球連盟は、第25回全国高等学校女子硬式野球選手権大会の決勝を甲子園で行うことを発表しました。甲子園で女子高校野球の決勝が行われるのは史上初めてのことです。
女子の全国選手権大会は、例年8月に兵庫県丹波市で行われています。両連盟によりますと、今大会は、準決勝までは丹波市内の2つの球場で行われ、決勝戦のみを甲子園で開催するということです。
日程は、男子の第103回全国高校野球選手権大会の休養日にあたる8月22日に開催されます。
開催にあたり、両連盟は、「これまで多くの方々の『女子高校野球選手も甲子園で』という想いがつながり、この時を迎えられること、そして女子野球の歴史的な、新たな1ページが開かれることとなります。甲子園という大きな舞台で躍動する女子選手達に、皆様の大きなご声援をよろしくお願いいたします」とコメントを発表しました。
■高校女子硬式野球
大会は、男子と同様に春の全国高等学校女子選抜大会(埼玉・加須市)と夏の全国高等学校女子硬式野球選手権大会(兵庫・丹波市)が開かれ、さらに、秋の全国女子硬式野球ユース大会(埼玉・加須市)の3つがあります。
また参加校もここ11年でわずか5校から39校まで増えました。2020年には、メジャーリーグ・エンゼルスで活躍を見せる大谷翔平選手の母校・花巻東高校でも女子硬式野球部が創部されるなど、女子硬式野球の裾野が全国に広がっています。