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錦織圭 激闘制し全仏OP7年連続初戦突破

2021年5月31日 12:06
錦織圭 激闘制し全仏OP7年連続初戦突破

クレーコートで行われるテニスの四大大会、全仏オープンが現地時間30日に開幕。男子シングルス1回戦で世界ランキング49位の錦織圭選手(31)は、予選を勝ち上がってきた世界ランキング159位のA・ジャンネッシ選手(イタリア)と対戦しました。

ジャンネッシ選手と初めて対決する錦織選手は第1セット、2つのブレークを奪うなど6-4で第1セットを先取します。

しかし、続く第2セットは、ジャンネッシ選手が粘りのプレーを披露。ブレークを奪い合うなど互いに譲らず、タイブレークに突入します。ここで錦織選手は、ストロークでのミスが重なるなどリードを許し、7-6でこのセットを落とします。

その後、両者1セットずつを奪い、迎えた最終第5セット。錦織選手は第5ゲームで先にブレークを許すなど、リードされる苦しい展開となります。それでも、フォアハンドの強打やスマッシュで得点を重ね、第7ゲームから4ゲームを連取。

試合時間4時間3分のフルセットに及ぶ激闘の末、6―4、6―7、6―3、4―6、6―4で競り勝ち、全仏オープン7年連続で2回戦進出を決めました。

試合後の会見で、錦織選手は「久しぶりに1回戦で負けるかもしれないと思いました。落ち着きは最後の方はなかったですし、最後の3ゲームに関しては、ただ振り切ってプレーした。自分が勝ち取った3ゲームではありましたけど、ちょっとラッキーではありました」と、激闘を振り返りました。

錦織選手は2回戦、世界ランキング25位のK・ハチャノフ選手(ロシア)と対戦します。

写真:アフロ