◇プロ野球セ・リーグ 阪神8-0広島(1日、甲子園球場)
勝:才木浩人(4勝1敗)
負:野村祐輔(2勝3敗)

阪神先発の才木浩人投手は初回から150キロのストレートと低めのフォークで三振の山を築き広島打線を寄せつけず。6回92球、被安打3、奪三振9、失点0。降雨による6回コールドで、プロ初完封勝利を飾りました。

試合後ヒーローインタビューでは「バタついた回もありましたけど、先制点、追加点を取ってくれて楽に投げることができました」と8得点を奪った打線に感謝。

プロ初の完封勝利については、「完封という記録がついたことはいいことだと思いますし、次に完封するときはしっかり9回投げ切って0で終われるようにしたい」と話した才木投手。

2年前のトミー・ジョン手術から、5月に支配下契約を勝ち取り復活を遂げた今季を「(復帰してからの登板で)試合を作れていることは自信にしていいかな」と、安定したピッチングができていることに手応えを口にしました。

この日センターで見ていた近本光司選手は、才木投手の投球に対し「まっすぐも良かったし、低めの変化球を(広島打線が)振っていた。そういったところが才木の良さ、すごくいいピッチングだったと思います」と称賛の言葉を送っています。