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レスリング男子12日に東京五輪代表決定戦

2021年6月11日 1:51
レスリング男子12日に東京五輪代表決定戦

日本レスリング協会は10日、12日に予定されている男子フリースタイル57キロ級の東京五輪代表決定戦を前に樋口黎選手と高橋侑希選手のコメントを発表しました。

リオ五輪銀メダリストの樋口選手は「コロナ禍の中、試合ができることに感謝し『攻め続ける』自分のレスリングをして勝ちきります」とコメント。

対する元世界王者の高橋侑希選手は「あくまでオリンピックで金メダルを獲得することが目標なので、通過点と、とらえています。以前は勝ちたいという気持ちがとても強かったですが、今は負けたくないという気持ちが強くなりました。どんな内容であろうが、どんな泥試合になろうが、最後、僕の手が上がっていることと思うので、期待していてください」としています。

2人は2019年の天皇杯全日本選手権で東京五輪への挑戦権をかけて対戦。そのときは樋口選手が勝利し、東京五輪の大陸予選であるアジア予選にエントリーしました。しかし、現地での体重調整がうまくいかず、わずか50gオーバーで計量失格に。

そこで世界最終予選で日本の出場枠をとるために派遣されたのが高橋選手でした。高橋選手は見事優勝し、東京五輪での日本の出場枠を獲得。しかし、日本レスリング協会の規定により、東京五輪代表をきめるための両選手によるプレーオフ=代表決定戦が行われることになりました。

代表決定戦は12日午後0時半からの予定です。

写真:NNN、森田直樹/アフロスポーツ
(左:樋口黎選手、右:高橋侑希選手)