レスリング男子フリー五輪出場枠獲得ならず
カザフスタンで開催されているレスリングの東京五輪アジア予選。今大会は各階級2位以内で東京五輪出場枠が与えられ、国内規定により代表内定が決定するものとなっています。
日本からは57キロ級…樋口黎選手、86キロ級…高谷惣亮選手、97キロ級…赤熊猶弥選手、125キロ級…田中哲矢選手の4選手が出場しました。
86キロ級に登場した、ロンドン・リオ五輪代表の高谷選手は準々決勝でモンゴル選手に2-1で勝利すると、五輪内定がかかる準決勝で中国選手と対戦しました。
試合序盤、高谷選手は相手の背後に回り、手足をマットにつけるテークダウンで2点を先制します。場外ポイントで相手に1点許しますが、再びテークダウンを奪うと、さらに相手を1回転させるローリングで得点を追加し6-1に。しかしその後、相手選手の投げ技で4点を許すと、残り約20秒でテークダウンを奪われ7-7の同点となります。
試合終盤、高谷選手が相手のバックを取りましたが得点とならなかったため、ビデオ判定によるチャレンジを要求。しかし高谷選手の得点は認められず、チャレンジ失敗による1点が相手に加わり7-8で準決勝敗退となりました。
その他、97キロ級の赤熊選手は予選ラウンドで敗退し、その後の敗者復活戦でも敗れています。また、125キロ級の田中選手は準決勝で敗退、57キロ級の樋口選手は計量での失格など、今大会男子フリースタイルでの東京五輪代表内定はありませんでした。
写真:森田直樹/アフロスポーツ
※2019年9月21日に撮影