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向田真優 婚約者のコーチと目指す五輪金

2021年6月17日 20:27
向田真優 婚約者のコーチと目指す五輪金

17日、東京五輪女子レスリング53キロ級代表に内定している向田真優選手(23)が、インタビューに応じました。

「近づくにつれて、いよいよ五輪だなと思いますし、開会式が始まったらもっと実感すると思うんですが、一日一日、充実した練習ができているので、あとはやるだけだなと思います」と、開幕まで36日に迫った東京五輪へ、順調な調整ができている様子。

向田選手は、五輪3連覇を果たした吉田沙保里さんと同じ53キロ級の代表。“ポスト吉田沙保里”として注目されてきました。「沙保里さんは引退されたので、(東京五輪の予選では)最後は戦わなかったんですけど。でも沙保里さんと戦ってきた選手と戦えるのは、自分にとってうれしいことですし、53キロ級で金メダルをとりたい思いが強い」と、後継者としての覚悟を語りました。

そんな向田選手を傍で支えているのは、婚約者であり、専属コーチを務める志土地翔大氏(34)。

向田選手が志土地コーチと婚約したのは、2019年10月。向田選手が世界選手権で銀メダルを獲得し、五輪代表内定を決めた翌月でした。当時、向田選手は至学館大学4年生、志土地コーチは同大学レスリング部のコーチでしたが、婚約に際して志土地コーチは大学に辞表を提出。向田選手が大学を卒業すると、2人で拠点を東京に移し、二人三脚で練習に励んできました。

「コロナでマット(練習)ができなかった時とかも、一緒に河川敷のところで打ち込みをしてもらったり、外を一緒に走ってもらった。自分一人じゃその期間を乗り越えられなかったと思う。支えてもらいながらここまでこれた」と、話す向田選手。

練習だけでなく、新型コロナウイルス感染拡大により、向田選手が最後に国際大会に出場したのは、2020年2月のアジア選手権。東京五輪本番の舞台が、約1年半ぶりに海外のライバル選手達と戦う機会になります。そのため向田選手は、「スパーリングの中で、翔大コーチに、その(マークしている外国人)選手になり切ってもらって。外国人選手は、足払いとかいろいろしてくる。それを取り入れてもらいながら、対策は練っている」と、2人で工夫を凝らしながら、練習していることを明かしました。

「翔大コーチが近くにいてくれて、その支えが一番大きい。五輪で一緒に金メダルをとって喜びたいなと思っている。それが一番かな」8月、2人の夢をかなえます。

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