レスリング土性 東京五輪は「特別な舞台」
東京五輪のレスリング女子68kg級代表に内定している土性沙羅選手(26)が19日にリモート取材に応じました。
土性選手は2016年のリオ大会で、五輪初出場ながら69kg級で金メダルを獲得。東京で2大会連続の金メダルを目指していましたが、代表権獲得がかかる2019年の世界選手権、全日本選手権で敗戦が続き、代表内定をなかなか勝ち取ることができませんでした。
それでも2020年の代表決定プレーオフを制し、東京五輪の代表に内定。「(リオ五輪のときは)ずっと勝ち続けて、苦しい部分もなく、すぐに内定できたという感じだった。今回は負けて、改めて自分の弱さを実感できた。負けて、次勝つにはどうしたらいいのか、考えることもできたので成長できた」と、当時を振り返りました。
代表争いを見事勝ち抜いた土性選手ですが、その後、五輪の延期が決定。「1年延期になってモチベーションがもつのか不安もあったけど、パワーアップして五輪に出られるチャンスかなと切り替えてやってきた」と、延期をプラスにとらえた土性選手。
ついに開幕を約1か月後に控えた東京五輪については「本当に特別な舞台。自分が今までやってきたものをすべて出しきれるように、東京五輪のマットに立てることを感謝しながらやっていきたい」と意気込みました。
写真:アフロスポーツ(※2020年3月)