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終了間際に劇的ゴール 鹿島執念の勝ち点1

2021年6月20日 23:17
終了間際に劇的ゴール 鹿島執念の勝ち点1

20日、明治安田生命J1リーグ第18節・鹿島対仙台の試合が県立カシマスタジアムで行われました。勝利すればJリーグ史上初のホーム300勝となる鹿島は、東京オリンピック代表発表を2日後(22日)に控えた24歳以下日本代表候補のGK沖悠哉選手、DF町田浩樹選手、FW上田綺世選手を先発に起用しました。

前半は一進一退の攻防が続き、互いにチャンスは作りますが、得点には至らず0-0。試合が動いたのは後半18分。仙台のDFアピアタウィア久選手が自陣から大きくクリアしたボールを、鹿島のDF犬飼智也選手がヘディングでGKの沖選手にパスを出そうとしますが、このパスが短くなってしまいます。

このボールを仙台のFW西村拓真選手が奪うと、そのまま沖選手を交わし先制します。追いつきたい鹿島は後半26分。FWエヴェラウド選手との素早いパス交換から、上田選手がミドルシュートを放ちますが得点は奪えず。さらに後半45分、左コーナーキックから上田選手がヘディングシュートを放ちますが、またしてもGKストイシッチ選手に止められてしまいます。

この試合、好セーブを連発するストイシッチ選手からなかなか得点が奪えない鹿島。このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、右サイドから鹿島のMFファン・アラーノ選手が上げたクロスは、そのまま流れてゴール左のサイドネットへ。土壇場でドローに持ち込み、勝ち点1を手にした鹿島。Jリーグ史上初となる「ホーム通算300勝」は持ち越しとなりました。

写真:YUTAKA/アフロスポーツ
(※写真は2020年7月12日のものです)