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多田が涙のVで初五輪 3位・山縣も内定

2021年6月26日 3:13
多田が涙のVで初五輪 3位・山縣も内定

25日、東京五輪代表選考を兼ねた「第105回日本陸上競技選手権大会(大阪・ヤンマースタジアム長居)」2日目が行われ、注目の男子100mでは、五輪参加標準記録を突破している多田修平選手(25)が初優勝。3位の山縣亮太選手(29)と共に東京五輪代表に内定しました。

自己ベスト9秒台の選手が4人出場し、最大「3枠」の代表を争った今回の男子100m決勝。得意のスタートで前に出た多田選手がそのまま最後まで粘り切り、トップでフィニッシュしました。

初の五輪切符をつかんだ多田選手はレース直後、涙ながらに「ここまで来るのはすごい長かった。たくさんの支えや皆さんの支えがあったからこそ、ここまで来れた。ありがとうございます。春先は調子が悪かったが、ようやくここまでこれてよかった。3、4日前から寝られなかった。でも緊張したかいがあった」と語り、五輪へ向けては「自分の武器がスタートから中盤。一気に抜けだして、後半も加速する走りを皆さんにお見せできたら良い」と意気込みました。

3大会連続の五輪出場に内定した日本記録保持者・山縣選手は「しっかり代表を勝ち取れたことをうれしく思います。平常心を保ってレースを運ぶことを心がけたんですけど、緊張しました。しっかり五輪の本番で自己記録を出して決勝に残りたいと思います」と、五輪本大会を見据えました。

〈決勝結果〉
(1)多田 修平  10秒15
(2)デーデー ブルーノ 10秒19 自己ベスト
(3)山縣 亮太  10秒27
(4)小池 祐貴 10秒27
(5)桐生 祥秀 10秒28
(6)サニブラウン アブデルハキーム 10秒29
(7)柳田 大輝 10秒41
(8)東田 旺洋 10秒42

写真:松尾/アフロスポーツ

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