【密着】スケボー界ニューヒロイン!14歳赤間凛音(りず) パリ五輪のメダル候補
赤間凛音選手は2021年日本選手権の女子ストリートで東京五輪金メダルの西矢椛選手を破り、優勝。今年2月の世界選手権でも4位と活躍。世界ランキングでは5位に入るなど、一躍パリ五輪のメダル候補として注目されています。
「リズ」という珍しい名前の赤間選手ですが、由来を母に聞くと「エリザベスという名前の愛称がリズ。エリザベス女王もそうなんですけど、日本だけじゃなくというイメージでつけた」と教えてくれました。
そんな赤間選手は7歳のころ、サーフィン好きの父の影響からスケートボードを始めると、10歳で全国大会の表彰台に上がりました。現在、仙台の公立中学に通う14歳。学校が終わるとすぐにスケートボードの練習場へ向かいます。練習場所が少ない宮城県でも、たくさん練習できるようにと、父が自ら設計し、去年10月にスケートボード専用パークとして完成しました。
赤間選手のトレードマークは全身を白色でコーディネートした服装。「全身真っ白が一番お気に入り。かっこいい服装でいたいなと思ってます。自分がお気に入りの格好だとテンション上がります」と語ります。赤間選手にとってファッションはスケートボードを続ける原動力の1つになっています。
赤間選手の武器は大技「バーレーグラインド」です。女子選手では赤間選手だけができるトリックだといいます。東京五輪予選で敗退し、出場を逃した悔しさを胸に磨いた技です。
「他の人がやっていない技を欲しいと思って、インスタとかで調べてみたのがバーレーグラインド。(東京五輪は)日本人が勝ってくれてすごいうれしかったけど、そこに自分がいたらどうなっていたのかなと思ったら、すごい悔しかったです。もっとスケボーと向き合えることになった。丁寧に、時間を大事にできるようになった。」
目標とするパリ五輪に向けては「まだ海外の大会が何回かあるので、表彰台とかいい成績を残したい。絶対パリに行けるようにして1位を取りたいなと思っています」と力強く語りました。