「まだこうして飛んでいるのが幸せ」レジェンド・葛西紀明が日本選手トップ ギネス世界記録更新へ期待かかる
ノルディックスキーのSTV杯国際ジャンプ大会が21日、札幌の大倉山ジャンプ競技場で行われ、51歳のレジェンド・葛西紀明選手が日本選手トップの11位に入りました。
試合後に行われたインタビューでは、「目標にしてたコンチネンタルカップは、日本人トップで通過しないと次の札幌W杯に出れないので、ここはクリアできて嬉しいです」と、日本選手トップに立った気持ちを伝えました。
この日1回目のジャンプを132.5m。2回目を130.5mと2回連続の130mを超えたことについては、「悪くないジャンプだったとは思うんですけど、やっぱり今回来てる世界のトップ選手とは5メートルぐらいの差があるなというのは感じましたね。もうちょっと詰めていかないとワールドカップではポイント取れないんじゃないかなと感じました」と冷静に振り返った葛西選手。
また、高校1年生の時に初出場を果たしたSTV杯についても「あの時は16歳だったので、まだこうして飛んでいるというのがすごく幸せですし、まだ毎年この試合に出られるのが本当に最高です」とコメントしました。
さらに、「まずはしっかりメンバーに入って、札幌W杯で予選を通過して、試合に出るというのが一番の目標ですし、もし調子が上がれば30位以内に残ってポイントを取りたいと思います」と、札幌W杯への意気込みを語りました。
W杯で予選を通過し、本戦出場となれば、自身の持つ「スキージャンプW杯最多出場」のギネス世界記録を『570』に更新することができます。
最後にファンへ向けては、「札幌が-10℃まで下がった、こんな寒い中応援してくださった皆さん、そしてテレビを見てくださっている皆さんが応援してくれていることで、僕がまた元気になって、そして活躍して、また皆さんを元気にしたいと思っているので、本当に応援ありがとうございます」と感謝のコメントを述べました。