完全復活 西武・外崎が3か月ぶりの1軍戦
3日、メットライフドームで行われたプロ野球・西武対オリックス。西武の外崎修汰選手が8回、3か月ぶりに1軍の試合に出場しました。
外崎選手は4月3日のソフトバンク戦、第1打席に左脚にデットボールを受け左腓骨を骨折し途中交代。4月6日に都内の病院で手術を受けていました。
外崎選手は当時を振り返り、「手術後はとにかく不安でした。野球を観ることしかできなくて、モチベーションの維持も難しかったですし、プレーしているみんながうらやましかった」と言います。
それでも「打撃フォームを映像で見直したり、ウエイトに励んだり、今の自分にできることは何かを考え、そこからやってきました」と2軍戦で3割近い打率を残しました。
そして7月3日、3か月ぶりに1軍に復帰すると「1軍に戻ってくることができましたので、今日まで準備してきたものをしっかりと出せるように頑張ります」と意気込みをコメントしていました。
その外崎選手は8回表。守備交代でセカンドに入ると、西武の本拠地・メットライフドームに詰めかけた多くの西武ファンから大きな拍手で出迎えられました。
1アウト・1塁の場面ではオリックス・福田周平選手の打球をさばき、ダブルプレー。軽快な動きを見せました。打っては8回裏、「うまく打てましたし、いいところに飛んでくれました」とオリックスの2番手・K―鈴木投手の151キロのストレートをセンター前へ打ち返して出塁。さらに2番・森友哉選手のセンター前のヒットでは快足を飛ばし一気に3塁まで進塁する好走塁をみせました。
試合後、外崎選手は「守備で出た時、ファンのみなさんの拍手が予想以上で、本当にうれしかったです。打席で応援歌が流れるのも本当に久しぶり。やっぱりあれがあると気持ちも盛り上がりますね。前半戦、迷惑をかけてしまいましたが、その間チームは5割をキープするような位置で踏ん張ってくれていましたので、ここからは自分がチームに勢いをつけて、前半戦の分を取り返していきたいです」と今後への意気込みを語りました。
試合はオリックスが西武に8対0で勝利しました。