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「絶対に金」体操あん馬代表・亀山が決意

2021年7月7日 15:32
「絶対に金」体操あん馬代表・亀山が決意

東京五輪・体操男子種目別あん馬日本代表の亀山耕平選手(32)が7日、取材に応じ「絶対に自分が金メダルを取ると信じて、突っ走っていきたい」と、決意を語りました。

6月に最後の1枠として日本代表に決まった亀山選手。その時の心境を聞かれ「うれしかった。2020年2月に行われたW杯のメルボルン大会(あん馬3位)で自分の(五輪出場)個人枠を持っていて、コロナがまん延し始めて、待ちの状態。周りの選手が試合を終わらせて自分のスポットがどうなるか、ストレスのかかる状態が1年3、4か月くらい続いた。長かった」と、コロナ禍の選考期間を振り返りました。

2013年の世界選手権で金メダルを獲得するなど、あん馬のスペシャリストとして戦い、32歳で勝ち取った初めての五輪代表の座。そんな亀山選手にとって“あん馬とは?”という質問に「運命。神様がいて『君にはあん馬の才能を与えてあるから、五輪で金メダルを取れる才能があるからやってごらんよ』って言ってもらっているような不思議な感覚がある。育ってきた時間、成長してきた時間なので、人生そのもの」と、あん馬への熱い思いを語りました。

そして、個人枠の鉄棒で代表入りした同学年の内村航平選手(32)と臨む東京五輪へ「本当に巡り合わせ。同じ“コウヘイ”として頑張りたい」と、笑顔を見せた亀山選手。「体操は五輪とかでしか見られることが少ない競技になってしまっている。だからこそ五輪で体操に触れていただいて、いろいろなことを思ってくれる人が1人でもいるとうれしい」と、ベテランらしく体操界のために戦う決意をのぞかせました。

亀山選手が出場する種目別あん馬は8月1日に行われます。


写真:松尾/アフロスポーツ