高倉監督「応援を耳に残して五輪へ」
東京五輪でメダル獲得を目指す、なでしこジャパンのエース・岩渕真奈選手(28)と高倉麻子監督(53)が13日、オンライン取材に応じました。
なでしこジャパンが挑む五輪初戦のカナダ戦と2戦目のイギリス戦は無観客で開催されることが発表されており、有観客で行われる五輪前最後の強化試合となる14日のオーストラリア戦への思いを口にしました。
エースとして五輪に臨む岩渕選手は、「お客さんの前でプレーができるというものを感じながら、いろんな気持ちを込めて自分たちはプレーしなければいけない。マッチメイクが難しい中で強豪との試合なので、個人的には緊張感もあり、ドキドキしているが、しっかり自分のやるべきことをやってチームを助けられるように頑張りたい」と意気込みを語りました。
またチームを率いる高倉監督は、「東京でやる五輪を選手は楽しみにしていたと思う。応援してくれた方々の前でプレーしたかったと思うが、私たちには応援してくださる方が見えないところにたくさんいると考えればなんら変わりないので、ベストを尽くすだけだと思う。14日の強化試合に来てくださる方ともう1回最後に共有できるということはすごく選手に力になると思うし、その応援を耳に残して五輪に向かっていければ本当に心強いと思う。皆さんの声を大事に聞きながら心を込めて戦っていきたい」と決意を固めました。
写真:YUTAKA/アフロスポーツ