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【球団担当が注目】2023年巨人 「僕が打たないと勝てない」4番の決意&”復活の韋駄天”日本一奪回へのピースへ

2023年3月31日 12:03
【球団担当が注目】2023年巨人 「僕が打たないと勝てない」4番の決意&”復活の韋駄天”日本一奪回へのピースへ
昨シーズン5年ぶりにBクラスとなる4位に終わった巨人。

今季は新たに、キャプテンに岡本和真選手、副キャプテンに吉川尚輝選手、投手キャプテンに戸郷翔征選手が就任。若手が中心となり、11年ぶりの日本一を狙います。

■新キャプテン・岡本和真 決意の1年へ

「僕が打たないと勝てない」そう悔しさをにじませたのは巨人・岡本和真選手。

昨シーズン5年ぶりのBクラスに終わったチームで、人一倍責任を感じていました。

岡本選手は昨季、打率.252、30本塁打、82打点、さらにゴールデングラブ賞を獲得するなど、成績を見れば十分かと思われますが、夏場には打撃不振に陥り、約3年ぶりに4番を外されました。

岡本選手は、「4番をずっと打ってきて、(4番を外されて)次から打てなくなる情けなさと悔しさはもちろんあった。やりたいことができなかったシーズンで、それがチームの勝敗、順位にも直結した」と振り返ります。

今季は、2015年から8年間チームを牽引した坂本勇人選手に代わり新キャプテンに就任。

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では、侍ジャパンに選出されました。

また、アメリカとの決勝ではホームランも放ち世界一に貢献しました。

その勢いをチームへ持ち帰り、新キャプテンとして、巨人の4番として、11年ぶりの日本一へ導きます。

■育成契約からの再出発 梶谷隆幸「妻に感謝」 支配下登録で日本一奪回のピースへ

2021年にDeNAから巨人に移籍してきた梶谷隆幸選手。

去年5月に左膝を手術し、今年は育成選手として練習をしてきました。

「見ている方はあっという間だったかもしれないが、僕自身はかなり長く、野球選手じゃないんじゃないかと思うこともあった」と話す梶谷選手。

ジャイアンツ球場では、一人ひっそりとグラウンドで走り、一人室内でバッティングマシンで黙々と練習をする梶谷選手の姿がありました。

そんな我慢の日々を支えたのは家族の存在でした。

「家族がすごく支えてくれていた。特に妻には感謝していますし、その日、やる目の前の目標だけは忘れないようにして、日々を過ごしていた」と話します。

それでも3月24日に支配下登録選手へ復帰すると、26日には復帰後初ヒット、初タイムリーを放ちました。

「チームが勝つことに貢献することが何よりも大事なこと。僕は僕なので僕にしかできないことを全力でやることを見ていただけたら」プロ17年目の今季、日本一奪回へのピースとなれるのか、梶谷選手の活躍に期待です。