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文田「勝って恩返ししたかった」涙の銀

2021年8月2日 22:16

◆8月2日、東京五輪、大会11日目、レスリング・男子グレコローマンスタイル60キロ級決勝(幕張メッセ Aホール)

レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級の決勝が行われ、文田健一郎選手はキューバの選手と対戦しました。

文田選手は攻めを仕掛けようとしますが、終始相手の固い守りを崩すことができず、1-5で敗戦。銀メダルを獲得しました。

試合後、文田選手は悔し涙を流しながらインタビューに答えました。

――今のお気持ちは

「この舞台に立つことを目標にやってきて、出場を決めた時も1年延期が決まった時も、東京(五輪)のマットで戦いたいと思ってやってきた。こんな状況ですごくいろいろな意見がある中で、選手以上に信じて大会運営をしてくれたボランティアの人や関係者の人に、勝って恩返ししたかったが、不甲斐ない結果に終わってしまい本当に申し訳ない」

――世界のトップであり続けた結果、研究された

「研究されて徹底的に自分の形をさせてもらえないということは分かっていた。その研究の上を行けなかったのは自分の実力不足だと思う」

――それでも銀メダル。ふるさとからの声援も届いていた

「五輪を通してたくさんの方に応援されているということを改めて知った。そういった人たちの期待に応えきれず、悔しい」


写真:千葉格