母とつかんだ初のメダル 自転車 梶原悠未
◆東京五輪 自転車女子オムニアム(8日・静岡 伊豆ベロドローム)
東京五輪の自転車女子オムニアムで梶原悠未選手(24)が日本女子では初となる銀メダルを獲得しました。
1日で4種類のレースを行い、ポイントの合計を競うオムニアム。2020年の世界選手権女王の梶原選手は3レースを終えた時点で、総合2位につけます。
3位とは14ポイント差をつけて迎えた最終種目のポイントレースでは残り9周で落車するアクシデントで、このレース11位。それでも総合2位を守り抜き、自転車競技で日本女子初となる銀メダルを獲得しました。
レース後には「母と毎日吐くぐらい苦しいトレーニングをしてきました。一番近くで私の母が毎日練習から生活まで全部サポートしてくれて、一緒に頑張ってきたので、まずはメダルが取れてよかったです」と、涙ながらに母と歩んだ五輪までの道のりを振り返った梶原選手。
「メダルを取れたことはとてもうれしいです。やっぱり練習の成果がつながったかなと思います」と喜びを語りますが、「優勝を目標にここまで取り組んできたのですごくすごく悔しいです。本当に日本人の女子選手がオムニアムで世界に通用するところをしっかり日本の皆さんに走りで届けることができたと思うので、もっともっと競技人口が増えて、日本のレベルが上がって、世界で強豪国と呼ばれるようにみんなで一生懸命もっと頑張っていきたいと思います」と話しました。
写真:AFP/アフロ