爆走娘・田中“日本女子初”1500m五輪
日本陸上競技連盟は2日、東京五輪の代表内定65選手(男子43選手・女子22選手)を発表。メンバーの大半となる52選手が初の五輪出場となります。
女子1500mに内定した田中希実選手(21)は、卜部蘭選手(26)とともにこの種目日本勢初の五輪出場を決めました。
5000mに続き2種目目の代表内定を決めた田中選手は、レースの合間に大学のオンライン授業も受ける現役大学生ランナー。
2018年7月に行われた「U20世界陸上競技選手権大会」ではケニアやエチオピアといったアフリカの難敵たちを退け、女子3000mの金メダルを獲得し、世界で戦える実力を示しました。
そして2020年7月には女子3000mで18年ぶりの日本新記録(8分41秒35)をマークすると、翌月には女子1500mの日本記録を14年ぶりに更新。(4分05秒27)
さらに同年12月の日本陸上競技選手権大会では、女子5000mでも優勝を飾るなど、一躍“中長距離界のニューヒロイン”として話題の選手になりました。
常に「世界」を見据えてトレーニングに励んできた田中選手が東京五輪で日本陸上界の新たな歴史を切り開くのか注目です。
東京五輪 陸上女子1500m
8月2日(月)予選
8月4日(水)準決勝
8月6日(金)決勝
写真:アフロスポーツ/JOC