【箱根駅伝】「早稲田の山問題を解決」“山の名探偵”早大1年・工藤慎作 合宿では4年生からマッサージも
■合宿では4年生からマッサージ
工藤選手は1年生で唯一、出雲駅伝、全日本大学駅伝どちらにも出場。
練習でも30キロ走で先頭を走り、「駅伝やトラックでスタートラインに立った時は早稲田大学の工藤慎作であって、1年生だからどうというのは関係ないかなと思っています」と、先輩相手でも引かない強い気持ちを持っています。
そんな工藤選手の強さを支える秘けつになっているのが、早稲田大のチームワークの良さ。合宿では1年生の工藤選手を4年生二人がかりでマッサージする姿も見られ、上下関係を超えたチームワークがうかがえます。
■早稲田の山問題を解決
箱根駅伝で任されたのは山上りの5区。眼鏡をかけている風貌も相まって、花田勝彦駅伝監督から“山の名探偵”と呼ばれている工藤選手。そのキャッチコピーがSNSのトレンド入りするなど、注目を浴びました。
レースでは5位國學院大と57秒差の6位で襷(たすき)を受け取った工藤選手。山上りでその差をつめると、往路フィニッシュまで残り4.8キロ地点では5位に浮上し、6位に後退した國學院大に1分02秒の差をつけました。工藤選手は1時間12分12秒と区間6位の力走を見せると、レース後自身のSNSに「『山の名探偵』として早稲田の山問題を解決できたかと思います。本日は応援ありがとうございました!明日も早稲田大学の応援をよろしくお願いします」と投稿しました。
早稲田大学は往路5位でフィニッシュし、3日の復路に臨みます。