【箱根駅伝】史上初2年連続学生駅伝三冠狙う駒澤大学 “トリプルエース”起用も往路は2位
第100回を迎えた箱根駅伝。史上初の2年連続学生駅伝三冠を狙う駒澤大学は、往路で青山学院大に続く2位となりました。
当日変更で1区に10000メートル27分台の記録を持つ3年生の篠原倖太朗選手を起用した駒澤大。2区鈴木芽吹選手、3区佐藤圭汰選手とともにトリプルエースで臨みます。
1区では、その篠原選手が区間賞の走りをみせ、最高のスタートを切ると、2区の鈴木選手もトップをキープします。これで、前回大会の4区から出雲駅伝、全日本大学駅伝と“23区間連続トップでのタスキリレー”を達成します。
ところが、2区で青山学院大の黒田朝日選手に区間賞となる走りをみせられ差を縮められます。
さらに、3区、“トリプルエース”の佐藤圭汰選手が堅実な走りを見せますが、青山学院大の太田蒼生選手に猛追されます。8キロ付近で追いつかれると、ここからデッドヒートが繰り広げられますが、ついに18キロ付近で逆転を許し、2位に転落します。
佐藤選手は区間2位の走りを見せましたが、2位でタスキリレー。ここで、前回大会の4区から守り続けたトップでのタスキリレーの記録がストップします。
トップと4秒差でタスキを受け取った4区の山川拓馬選手は雨が降る中、区間6位の走りみせましたが、青山学院大の4年生、佐藤一世選手に差を広げられます。
5区は2度目の“山上り”となる金子伊吹選手。区間3位の走りで“天下の険”を上っていきますが、そのタイムを上まわったペースで走ったのが青山学院大の3年生・若林宏樹選手でした。
さらに、その差を広げられた駒澤大学。往路優勝を果たした青山学院大に2分38秒差をつけられ2位でフィニッシュしました。
復路に向けて藤田敦史駅伝監督は、「後半区間必ず前を捉えて総合優勝を狙っていきたいと思います」と逆転での総合優勝へ意気込みを語りました。