陸上短距離 大谷翔平も使っていた装置を“逆向き”で使用…トップスピードより速い練習意図
短距離の選手たちの練習で使われていたのは、『1080スプリント』という装置。これはドジャースの大谷翔平選手がスプリングトレーニングで使っていた装置と同じものです。
この意図について強化委員会短距離ディレクターの土江寛裕さんは「引っ張る(遠ざかる)のは、引っ張られた分だけ速度が落ちる。加速局面のトレーニング。引っ張られる(近づく)のは、自分のトップスピードより速いところで引っ張ってくれるので、速いところの練習」とその違いを話し、「引っ張る時は車で例えると、1速とかローギアの練習。だんだん軽くしていくと、セカンド、サード、トップってなっていって、逆向きに引っ張る(選手が引っ張られる場合)とオーバートップとかもっと上を練習するようなイメージです」と話しました。
この練習を行った坂井選手は「機械使ったのは初めてだったんですけど、それでわかることもありますし、自分の体の感覚と機械の数値があっていた」と振り返りました。