◇ラグビー日本代表合宿(13日、千葉・浦安 D-Park)

9月にフランスで開幕するラグビーW杯、日本代表が13日千葉県浦安市内で行われている強化合宿の2日目の練習を公開しました。

前回大会、日本代表のキャプテンとしてチームを史上初のベスト8に導いたリーチ マイケル選手。

前日は駆け付けた報道陣は約100人。リーチ選手はその数に、「正直驚いている。たくさん報道の方々があんなにたくさん集まって、本当に注目されているなと思う。ぼくが日本代表に入った時には(報道陣は)10人しかいなかったのにそれが10倍の100人になって、すごくうれしい。それほどの期待もあるので、しっかりプレッシャーを感じながら、しっかり準備していきたい」と力強く語りました。

まだ、今大会のキャプテンが決まっていない日本代表。キャプテンにふさわしい選手については「このチームは誰がキャプテンをやってもうまくいく。リーダーグループがすごくしっかりしているし、上(コーチ陣)とリーダーグループの会話と、リーダーグループと選手の会話がしっかりしているので誰がやっても変わらないと思う」と、チームへの信頼をみせました。

今大会の目標を「優勝」と迷わず答えたリーチ選手。そのメンタリティーについて、「優勝できない可能性はない。優勝できる可能性はある、ゼロじゃない。それに向かって準備したい。優勝はすごく難しい。でもいつか狙わないと、チームが変化を起こさないのでこのチームが優勝を目指して、そのメンタリティーをもって準備していきたい。この3か月、100日切った中で、自分の考え方が行動に出るから、高い目標をもって行動に移せるように頑張りたい」と静かに熱く、伝えました。

ほかの選手にも「信じることが大事。(優勝は)不可能じゃないと、まず信じる。いま優勝できる自信があるかと聞かれたらまだない。でもそれをこの5,6試合でつくっていく。どのくらいレベルアップできるかどんどん自信をつけて、W杯直前でできるくらいの感覚になる。すごく楽しみ」と合宿でメンタルを作り上げる大切さを伝えています。

体の調子も「絶好調」と笑顔で答えたリーチ選手。ベテランが、チームの精神的支柱も担って、さらに強くなっていく姿に注目です。