稲見「めちゃくちゃ楽しかった」今季7勝目
29日、ニトリレディスゴルフトーナメントが小樽カントリー倶楽部(北海道)で行われ、東京五輪で銀メダルを獲得した稲見萌寧選手が今季ツアー7勝目をあげました。
3日目終了時点で首位と3打差の4位につけた稲見選手。この日は出だしの1番で約10mのバーディーパッドを沈め幸先のよいスタートを切ると、5番でもバーディーを奪います。その後も3つのバーディーでスコアを伸ばし、16アンダーで東京五輪後初となる優勝を飾り、シーズン7勝目を挙げました。
前回のツアー優勝は5月の中京テレビ・ブリジストンレディス。さらに前週の大会では2日目まで単独首位としながら、最終日に逆転され優勝を逃した稲見選手は「3か月というよりも自分の中では長く感じた。単独トップで出て逆転されて負けるとやはりメンタルとかもきちゃう。もしかしたらこのまま勝てないんじゃないかとかも思ってしまった部分はあったので(今回の優勝は)よかったなって思います」と安堵(あんど)の表情を浮かべました。
また「昨日ショットの調子が良くなくて今日も朝の練習場でうまくいかなくて」と調子が上がらなかったことを明かしましたが、「その中でもやっていかないといけないっていう部分があるので、とりあえずアプローチを頑張って、ショットもそれなりに(頑張る)。楽しく回ろうと思ったのが一番大きかったのかもしれないですね。めちゃくちゃ楽しかったです」と笑顔で勝因について述べました。
これで賞金ランキング1位の小祝さくら選手に約200万円の差でせまった稲見選手。今後に向けては「賞金ランキングは気にせずに、これからも自分が勝ち続けることを目標に頑張っていきたいと思います」と意気込みました。
写真:日刊スポーツ/アフロ
※写真は2021年8月26日ニトリレディス初日