金メダル侍Jから鈴木&山本が月間MVP
プロ野球の7月と8月に最も活躍した投手、打者に贈られる「大樹生命月間MVP賞」が8日に発表されました。
セ・リーグ打者部門では、東京五輪の日本代表で全試合4番に座った広島の鈴木誠也が初受賞。パ・リーグ投手部門では、五輪で2試合に先発したオリックスの山本由伸投手が通算3度目の受賞となり、五輪で金メダル獲得に貢献した2人はそれぞれのチームでの活躍が評価されました。
鈴木選手は7月と8月、全27試合に出場し、リーグトップとなる打率3割3分3厘、9本塁打、27打点の打撃3冠をマーク。長打率と出塁率もリーグトップの成績を収めたことが評価されました。
鈴木選手は球団を通じ「なかなか取れる賞ではないので嬉しいです。周りにすごい選手がいる中でこうやって選んでもらえて光栄です。4番が打てばチームに勢いがつくと思いますし、3位に行くまでゲーム差も結構あったりしてなかなか厳しい状況ではありますけど、諦めることは簡単ですが、もがくことは誰でもできると思うので諦めずに最後までやりたいなと思います」とコメントを発表しました。
一方の山本由伸投手は7月と8月、防御率はリーグトップの0.84、奪三振数は32と好成績を収め、登板した4試合全てで白星をあげたことが評価されました。6月度に続き月間MVP連続受賞となりました。
山本投手は「チームもいい順位にいて、なんとかチームの力になろうと毎試合やってきた結果が勝ち星にもつながってくれていたので、そこがよかったかなと思います。ここから大事な試合が続いていくので、これからも一つずつ勝てるように全力で頑張っていきます!」と球団を通じコメントを寄せました。
また、セ・リーグの投手部門は巨人の守護神として無失点を続けたビエイラ投手が初の受賞。
パ・リーグの打者部門に選ばれたのはロッテの藤原恭大選手。打撃6部門(得点、安打、二塁打、塁打、盗塁、長打率)でリーグトップ。さらに本塁打、打率、出塁率でリーグ2位と好成績を残し、こちらも初受賞となりました。
《7、8月度月間MVP受賞選手》
■セ・リーグ
【投手】ビエイラ(巨人・初受賞)
【打者】鈴木誠也(広島・初受賞)
■パ・リーグ
【投手】山本由伸(オリックス・3度目)
【打者】藤原恭大(ロッテ・初受賞)
※左が鈴木選手、右が山本投手