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初メダル目指すスケートボード永原悠路 パリ五輪予選上位進出へ 鍵は“メイク率”

2023年9月7日 6:15
初メダル目指すスケートボード永原悠路 パリ五輪予選上位進出へ 鍵は“メイク率”
スケートボード男子パーク永原悠路選手
スケートボード男子パークの永原悠路選手が6日、9月23日開幕の杭州アジア大会、10月1日ローマで開幕の世界選手権(パリ五輪予選)に向け地元・長野県白馬村で公開練習を行いました。

この日の練習場所は自身にとって原点だと語る、スケートパーク・TRUE PLAYERS。もともとは体育館として使用され、中にはバスケットゴールや当時の食券販売機がパークのチケット販売機として活用されています。

「初めてパークにきたのがここです。今日は2か月ぶりとかですけど、ここに戻ってくるとすごい落ち着きます。地元過ぎて自分の中で気が抜けちゃう。戻ってきたいけど戻ってきたくないような。ここがなかったら今の自分はないので自分の土台はここにありますね」と懐かしむように話します。

そして、自身の原点でみつめ直していることがあるという永原選手。「自分のなかでトリックの難易度をこれ以上あげるよりも、どれだけメイク率(成功率)あげられるかがパリまでに大事。トリック的に見たら世界のトップとそこまで変わらないかなと感じてきてる。あとはメイク率をあげてミスをしないようにしていければ」とメイク率(成功率)を上げることが上位進出への鍵だと語ります。

オリンピックで日本人初の男子パーク種目メダル獲得を目指す永原選手は、前回のパリオリンピック予選大会で日本勢最高の10位に入り、ここまで予選2大会を終えパリ五輪出場圏内の15位につけています。

「(15位は)まずまずという順位。前回予選は自分の中では出し切った順位だったので、悔いはないけど、出し切ってもまだ10位なのかと、うれしい気持ちと悔しい気持ちが残った」

パリへ大きな大会となる来月の世界選手権へ向けては「今回(ローマでの世界選手権)は一桁順位目指して、決勝進出(8位以内)目指して頑張りたい」と力を込めました。

永原選手は2005年6月生まれの18歳。昨年、日本初開催のXゲームズ千葉で日本勢トップの4位に入賞すると、11月の日本選手権で最年少優勝。今年4月の日本オープンでは2連覇し、現在パリ五輪予選ランキングで日本人トップの15位と“世界に一番近い日本のパーク男子選手”として活躍しています。
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