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飛込 15歳・玉井陸斗3位「より冷静に」

2021年9月18日 21:18
飛込 15歳・玉井陸斗3位「より冷静に」

飛込の日本選手権2日目となる18日、男子3m飛び板飛込の競技が行われ、11日に15歳の誕生日を迎えたばかりの玉井陸斗選手が出場しました。

予選では6本中5本終了時まで1位だった玉井選手ですが、最後6本目の「5337D(前逆宙返り1回半3回半ひねり自由形)」で板を踏み損ねてしまい、得点は12.25点と伸びず。4位に順位を落としたものの決勝に駒を進めました。

決勝でも安定しないジャンプが続いた玉井選手。5本目の「307C(前逆宙返り3回半抱え型)」で背中から落ちてしまい、36.75点と点数は伸ばせず「普段の練習よりもいい板の踏み方、いい踏切ができたが、いつもと違う感覚だったので動揺した」と失敗した原因について語りました。

それでも、次の6本目、予選で失敗した「5337D」では89.25点の高得点をマークすると3位に浮上しました。玉井選手は「失敗したらすぐ忘れるようにしている。後に引きずらないように『最後は最後決めきる』と意識してやりました」とコメント。

大会の1週間前に15回目の誕生日を迎えた玉井選手。「いままでよりもっと落ち着いて冷静に。試合で失敗することはこれからもっと増えていくと思うけど、それに対応していい結果を出していけたらなと思います」と話しました。

誕生日プレゼントの話になると「みなさんいい物を選んでくれました」と笑顔に。同じJSS宝塚で練習する飛込界のレジェンド寺内健選手から何をもらったか聞かれると「何かはちょっと言わないでおこうと思いますけど、もらいました。うれしかったです」と語るにとどめました。

玉井選手は19日の日本選手権の最終日には本命種目の10m高飛込に出場予定。「あした(19日)は3連覇がかかっているので、それをまず連覇を途切らせないように、(東京)五輪から成長した自分を見せられるように頑張りたい」

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