79連勝中の藤波朱理「楽しみ」世界大会へ
10月2日にノルウェー・オスロで開幕するレスリングの世界選手権に出場する女子53キロ級の藤波朱理選手が29日、オンラインでの取材に応じ、「わくわくしている。楽しみしかない」と語りました。
三重県のいなべ総合学園高校に通う17歳の藤波選手は2017年6月の全国中学選手権決勝で敗れたのが最後で、現在79連勝中。今回、初めてシニアの世界選手権に参加します。「体力とか筋力の面で鍛えてきたので、頑張りたい。この選手と(対戦したいと)いうのはないけど、皆さんと(試合を)やってみたい」
東京五輪について聞かれると「いっぱい金メダルを取ってすごい。と、同時に自分も3年後はこうなりたいなと強く思いました」と2024年のパリ五輪に向けて意気込みを語りました。東京五輪で金メダルを取った同じ階級の向田真優選手もパリ出場を目指していますが、「国内に五輪チャンピオンがいるのは逆にチャンス。国内に一番強い人がいるのでパリでは自分が(向田選手を)倒して行きたいなと思います」と力強く語りました。
藤波選手の階級は現地10月5日に予選、翌6日に決勝が行われる予定です。
写真:西村尚己/アフロスポーツ