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バレー男子・西田 パリ五輪見据え海外移籍

2021年8月9日 17:21

バレーボール男子日本代表の西田有志選手(21)が、東京五輪閉幕翌日の9日、世界最高峰のリーグ、イタリア・セリエAのバレンティアに移籍することを発表しました。

東京五輪では、石川祐希選手らと共に、日本を1992年のバルセロナ大会以来となる29年ぶりのベスト8に導く活躍を見せた西田選手。「例年よりも各国と戦えた姿は、みなさんに届けられたと思いますけど、結果を見てしまえば、上位チームに勝てていないのが現状」と総括しました。

その上で「上位チームにいいバレーをしても、勝てていないというところで、勝てない現状として、自分たちの経験値や能力、僕たちのマインド、そういうところのレベルがまだまだそこに到達していないと思う」と、移籍の決断には日本を成長させたい思いがあることを明かしました。

そして「この1年は五輪を経て考え方が変わった。もっと強く、もっとうまくなりたい。次のパリ五輪で、もっともっと求められるようなチームにしていきたい」と、パリ五輪を見据え、成長を誓いました。

その西田選手が挑戦するイタリアのセリエAでは、同じく日本代表で、二枚看板として活躍した石川祐希選手(ミラノ)もプレー。世界最高峰の舞台で“ライバル”となる石川選手について「日本人対決をイタリアでやれてないので、それができることを嬉しく思うし、やるからには勝ちたい、切磋琢磨したい」と期待を寄せました。


写真:毎日新聞社/アフロ