セ・リーグ新人王!巨人・大勢と怪物・江川卓の“意外な共通点”とは?
今シーズン、大勢投手はルーキーながら巨人の守護神に抜てきされると、球団史上初の開幕戦初登板初セーブを達成しました。そして、新人最多タイ記録となる37セーブをあげ、セ・リーグ新人王を獲得。さらに、侍ジャパンにも初選出されると、三者連続三振を奪うなど圧巻のピッチングをみせました。
大勢投手の地元・兵庫県多可町では、大活躍にお祭り騒ぎ。役場には大勢投手の活躍を振り返る写真展が開催され、グータッチができる等身大パネルが設置されていました。写真展に訪れた人が書いたメッセージを見ると、「多可町の宝であり誇りです」「来年は絶対セーブ王」「阪神ファンやけど応援してます」など他球団のファンからも応援されていました。
そんな大勢投手には巨人OBの江川卓さんと共通点がありました。それが「ヒールアップ投法」です。投げる時に軸足のかかとを上げるフォームで、かかとの反動を使うことで、より勢いのあるボールを投げることができるといいます。大学時代、右ひじを疲労骨折した大勢投手は投球フォームを改良。江川さんのヒールアップ投法を参考にしました。
江川さんは「誰にでもできる投げ方ではなく、体にバネがないとヒールアップ投法はできない。今は巨人の抑えですけど、日本の抑えになってほしい。それぐらいの才能はある」と大勢投手への期待を口にしています。