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桃田賢斗 東京五輪後初の大会は準優勝

2021年10月4日 13:30
桃田賢斗 東京五輪後初の大会は準優勝

◆バドミントン国・地域別対抗戦スディルマンカップ(現地3日、フィンランド)決勝 中国3ー1日本

男女混合の団体で争う国・地域別対抗戦、スディルマンカップ。大会初制覇を目指す日本は、連覇を狙う中国との一戦に臨みました。

2019年の前回大会決勝で、日本は中国に敗戦。あと一歩のところで初優勝を逃しました。

リベンジに挑む日本は、1試合目の男子ダブルスで敗れ、黒星スタート。それでも第2試合の女子シングルスに出場した世界ランキング5位の山口茜選手が、東京五輪金メダリストの陳雨菲選手を相手に、第1ゲームから圧巻のプレーを披露。相手の強打に素早く反応するカウンターレシーブや、ネット前での鋭いショットなどでポイントを奪い、21-19で先取しました。

第2ゲームも山口選手の勢いは止まらず。コート左右に打ち分けるライン際へのスマッシュなどで6連続ポイントをあげ、21-16でこのゲームも奪いました。山口選手はゲームカウント2-0のストレート勝ちを収め、日本は1勝1敗のタイとしました。

そして第3試合の男子シングルスには、日本の主将をつとめる世界ランキング1位の桃田賢斗選手が同10位の石宇奇選手と対戦しました。桃田選手は第1ゲームを落としたものの、続く第2ゲームでは世界1位の実力をみせつけ圧倒。相手の逆をつくクロススマッシュや、ネット際ぎりぎりに落とすショットなど9連続ポイントを奪い、21-8でこのゲームをものにしました。

しかし最終第3ゲーム、桃田選手は相手の強打の対応に苦戦。序盤にまさかの10連続ポイントを許してしまいます。その後もリードを奪えず、21-12でこのゲームを落とし、桃田選手はフルゲームの末にゲームカウント1-2で敗れました。

日本は続く第4試合の女子ダブルスでストレート負けを喫し、中国に3-1で敗戦。2大会連続準優勝に終わり、桃田選手は、東京五輪後初の大会で優勝とはなりませんでした。

写真:アフロ

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