54歳の三浦知良「カズダンス踊りたい」
現在、サッカーJ1で最下位の横浜FC。J1残留圏内の16位徳島とは勝ち点差7の状況です。そんな状況の中、FW三浦知良選手(54)が4日取材に応じ、チームのJ1残留と自身の去就について話しました。
残留争いのポイントについて三浦選手は、直近で行われる2試合(16日徳島戦・23日湘南戦)をあげ、「これに勝つことができれば残留の道も広がるので全力をつくしたい。まずは16日の徳島戦に勝つことだけを考えたい」と、まずは目の前の試合に集中する考えを示しました。
その一方で、現在54歳の三浦選手の今シーズンのリーグ戦出場は第3節浦和戦の1試合のみ。出場時間もわずか1分と、なかなか試合に絡むことができていません。それでも、「シーズン残り7試合、全力を尽くして1試合でも多くピッチに立つこと、そしてゴールを目指したい」とコメント。「これから先、来年以降どうするのかなと思われていると思うが、僕自身ずっと続ける気持ちでいますし、受け入れてくれるクラブがある限りピッチに立ち続けたい」と自身の去就について話しました。
さらに、現在の夢を「ゴールをあげてみんなの前でカズダンスを踊ること」と明かし、「最年長出場とか最年長ゴールという意味ではなく、自分がゴールをしたい。一人の選手としてゴールをあげて、カズダンスを踊りたいなと。実現したいと思いますし、そのために毎日頑張ります」と笑顔を見せました。
いつどんな質問にも、真摯に対応してくれる三浦選手。インタビューの際「失礼な質問ですが…」と、シーズン中にも関わらず去就について聞くことをお詫びすると、「いや、全然失礼じゃないですよ」と笑って場を和ませてくれました。
ピッチ内外でも魅力にあふれる“キングカズ”。今季のJ1残留と、カズダンスの実現を目指します。