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中西麻耶 世界選手権派遣記録超え大ジャンプ「世界選手権の地で6mオーバーのジャンプがしたい」

2023年3月27日 5:00
中西麻耶 世界選手権派遣記録超え大ジャンプ「世界選手権の地で6mオーバーのジャンプがしたい」
世界選手権への意気込みを語る中西麻耶選手
第2回オール陸上競技記録会(26日、東京都駒沢オリンピック公園)
第2回オール陸上競技記録会が26日に駒沢オリンピック公園で開催されました。

この大会は、障がいのある人もない人も、同じトラック・フィールドで競技を行い、お互いを理解し認め合う事を目的として開かれ、障がいの垣根を越えて多くのアスリートが出場しました。

2019年世界パラ陸上選手権(前回大会)女王の義足のジャンパー、中西麻耶選手は女子走幅跳に出場し、5m44cm(追い風参考記録)の大ジャンプを見せました。

また、3回目の試技で記録した5m31cmが今年7月パリで行われる世界選手権の派遣標準記録を突破し、同大会への出場を決めました。

競技終了後、中西選手は「派遣標準記録を切ることを目標にしていたので、自信につながる良い大会になった。世界選手権では前回王者として負けていられない。大会までに自己ベストを出して、世界選手権の地で6mオーバーのジャンプがしたい」と力強く意気込みを語りました。

また、障がいの垣根を越えて行われた今大会について「一緒に大会を行うことで、(健常者と障がい者が)お互いいい刺激になるし、こういう所から社会が変わっていくきっかけ、スポーツの価値って何だろうと見直すきっかけになると思う。このまま分け隔てなく、一緒に大会を行った方が良かったと思ってもらえるように、選手として頑張っていきたい」と語りました。