◇第９７回日本学生選手権水泳競技大会２日目（８日、東京辰巳国際水泳場）

東京五輪２００ｍバタフライで銀メダルを獲得した日本大学の本多灯選手が学生選手権（インカレ）の２００ｍバタフライで優勝、２連覇を果たしました。

予選は１分５５秒４３のトップで通過した本多選手。決勝では前半からペースを上げ、１００ｍの折り返しでは東京五輪よりも速いペースで泳ぎます。しかし、後半少しペースを落とし、隣のレーンを泳ぐ、山梨学院大学の田中大貴選手と競り合う場面もありましたが、銀メダリストとしての意地を見せ、トップでタッチしました。

「もうひたすら勝つことを意識して泳いでいたので、タイムはベストより遠いので、悔しいですけど、勝てて、（田中）大貴くんとレースできて楽しかったです」

タイムは１分５４秒４５と自己ベストには及びませんでしたが、大会２連覇。

「五輪はすごい調子が良くてすべてがいいように行ったんですが、今回、この２か月くらい、うまくいかないところはあった。ですが、このレースではうまく出来たと思うので、１００点です」と晴れやかな笑顔で語りました。

そして、今後の目標については、「（２０２２年の）世界選手権では自己ベスト、日本記録を更新して、このインカレでは天皇杯奪還に向けて盛り上げたいです」とコメントしました。