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坂本花織アクシデントも“おりゃっ”と首位

2021年10月9日 21:25
坂本花織アクシデントも“おりゃっ”と首位

◇フィギュアスケート近畿選手権女子SP(9日、京都)

フィギュアスケート近畿選手権の女子ショートプログラムに坂本花織選手(21)が出場しました。坂本選手は初出場した平昌オリンピックで6位入賞。北京で2大会連続となる代表入りを目指しています。

この日、演技冒頭の2アクセル、続く3回転ルッツを着氷した坂本選手。しかしその直後、アクシデントが。「滑り出しの時から、ちょっと今日怪しいなという感じがしていて。そしたら一個目のスピンの時に、お腹と足をつっちゃって」と、ジャンプ後に、筋肉がつってしまったと言います。

それでも、演技後半の3回転フリップ・3回転トーループの連続ジャンプを「おりゃって感じで跳んだ」と、勢いを失わずしっかり着氷。大きなミス無く演技を終え、出場選手唯一の70点台となる、72.02点で首位に立ちました。

演技後、アクシデントの原因を「疲れだと思います」と、明かした坂本選手。実は先週末にあたる10月2日にも大会に出場し、中1週間で今大会に臨んでいました。

さらに今月は、来週、再来週と海外で行われる大会にも出場を予定しており、1か月で4戦を戦います。その大変さを問われると「(連戦することで)緊張感は慣れてくると思う。微妙に(大会間が)空くよりは、続けてやると『この前もこのぐらいの緊張感だった。じゃあ、いけるわ』ぐらいのノリでいける。連戦の方が自分的にはいい」と、気持ちの強さをのぞかせました。

10日に行われるフリーに向けては「フリーはまだ練習不足の部分があるので、どこまでできるか分かないんですけど、思い切り自分ができるところまで精いっぱいやりたいなと思います」と、意気込みを語りました。