“ボンバー”中澤解説 サッカー日本代表戦
◇W杯アジア最終予選、グループB第4戦、日本2-1オーストラリア(12日、埼玉スタジアム2○○2)
大一番でオーストラリアに勝利した日本代表の戦いぶりを12日放送の日本テレビ「news zero」に出演した元日本代表の中澤佑二さんが解説しました。
「今までにないアグレッシブな試合。絶対に勝ちたいという気持ちを見せてくれた」
まず、選手たちの気迫こもったプレーにふれた中澤さん。
日本代表のどこが良かったかと聞かれると「両サイドバックが、かなり高い位置をとれたこと」とあげました。
「南野選手とワンツーで長友選手が高い位置に上がってクロスをあげるシーンが前半何本もあった。この形は最近はなかなか見られなかったので、チャンスを多く作れたのはよかったと思う」
そして、有働由美子キャスターから解任の可能性が取りざたされた森保一監督の采配について聞かれると「後半16分に大迫(勇也)と古橋(亨梧)が交代。本来なら大迫勇也選手をもう少し引っ張るかなと思ったんですが、古橋亨梧選手がスピードを生かしてゴールに進む姿勢というのは良かったと思います。早い時間帯に交代をかけたのは大きな決断だったと思います」と決勝点となったオウンゴールを誘発した古橋選手の起用について語りました。
また監督を兼任していた東京五輪代表の司令塔をつとめた田中碧選手が先制点を挙げたことについては「五輪監督を兼任していましたが、その意味がやっと出た、うまく融合できた試合だったと思います」と称えました。