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葛西 五輪絶望的も「キングカズのように」

2021年10月24日 18:57
葛西 五輪絶望的も「キングカズのように」

◆ノルディックスキー・ジャンプ全日本スキー選手権ラージヒル(24日 札幌・大倉山ジャンプ競技場:ヒルサイズ137m K点123m)

スキージャンプの全日本選手権ラージヒルが24日に行われ、49歳の葛西紀明選手は172.7点で22位となりました。

史上最多9度目の冬季五輪出場を目指す葛西選手。北京五輪出場へは、この大会で優勝しW杯など海外遠征のメンバーに選出されることが最低条件でしたが、結果を残すことができず、五輪出場への道は厳しくなりました。

試合後には、「なかなか今日は風がなくて、いいコンディションだったんですけど、悔しい成績に終わってしまった」と振り返りました。

9度目の五輪出場が絶望的となったことについて、「これも運だと思うので、また自分がもう少し強くなって焦らずゆっくり上を目指していこうと思う。“僕しか9度目の挑戦ができる選手はいない”と思うので、その挑戦はまだまだあきらめずに狙っていきたい」を前と向きました。

そして記者から「まだまだ飛び続ける葛西さんがいると信じていいですか?」と問われると。

「もちろんです。やめる気は毛頭ないので。たくさんの方に応援してもらっているし、それに応えていきたい」とコメント。

「体力も全然衰えていないですし、来年50歳になりますけど、まったくやめる気はないですし、ここまできたらいけるところまで。キングカズさんのようにずっと(現役で)いきたいと思います」と54歳で現役を続けるサッカーの三浦知良選手を目標にあげました。

今後についてもコメントを残しました。

「連続五輪出場は途切れるかもしれないけど、最後まであきらめずに狙っていきたいし、そういう記録は今の時点で僕しかつくれない。もし北京がダメだったとしても、次のイタリア五輪、そして札幌五輪も(2030年)招致しているので、そこまで目指していければと思っています。」

「まだまだ50代でもやっていけるぞ!というのを見てもらって、たくさんの人に応援してもらって、すごいぞ!と言ってもらえたら、僕もまた頑張れるので、みんなに元気を与えられるように頑張りたいと思います」